
ORblueNa (オルブルーナ)と仲良しの表参道・原宿のお店や、パートナーシップを組んでいるブランドの素敵な活動を紹介していく「OmoHara Project」第七弾!
今回も「Allbirds(オールバーズ)原宿店」のミッツさんとももちゃん、ORblueNaのオーナーあっこの3人で話しました。
楽しみながらも価値観・人生観に関わる深い話を2部にまとめ、今月は「後編」をご紹介します。
地球に優しく 原宿から。 2020年1月10日(金)。原宿駅前の一等地に、第1号店となるコンセプトストアをオープン。 「地球に優しくという輪を原宿から広げていこう」という想いで出店。 カラフルなシューズが店内を元気に彩り、行くだけでワクワクするお店です。そして働くスタッフのみなさんも素敵な方ばかりで、ORblueNaのスタッフとも交流が生まれました。 今回はその「じぶんにも周りにも地球にもいいアクション」や「ご機嫌のつくり方 実践編」、「夫婦円満に大切なこと」、「SDGsの17番、パートナーシップ」などについてお伺いしています。
じぶんにもビジネスにも地球にもよい「Allgood」アクション

あっこ 発してるメッセージで、集まるひとって変わるじゃないですか。 エシカルって言葉は最近はよく出回っているんですけど、エシカルってなんだろうという定義をうちもお店のスタッフ達とみんなで決めて。 それが「ご機嫌」なんですよ。 結局じぶんがご機嫌になれば、こころのゆとりができて、じぶんを大事にすることでひとを大事にしようとする気持ちも生まれる。 その延長線上に日本とか地球とか、それこそ大きな範囲でつながっていくから。 まずじぶん自身を大切に、ご機嫌にして、そういうひとが増えていったらもっと思いやりがいろんなところに派生して。 日常生活の選択とかアクションのなかに「結局地球がハッピーになることを選ぼう」になるんじゃないかなと。 ちょっと意識が変わったら、世の中がよくなる。 まずじぶんからはじまるって定義してやっているんです。 そこがわたしはAllbirdsさんとすごい似てるなって感覚があって。 そういう「次世代のために」っていうところを考えているのも。 身近なスタッフの方が働きやすいためにとか、身近なことを大事にしているから。 そういうことをつづけていったら、次世代にもそれがつながる。 いってることとやってることが一貫されてるなって、すごく感じたんですよ。 うちもそうでありたいなって。 ご機嫌っていいながら、ねばならないとかプレッシャーやストレスばかり感じているのではなく、一貫性をもちたいなと。 ももちゃん あっこさんがはじめてお店に来てくださったときに、それを最初にいってくださったんですよ。 そこで「あ、このひとたちと合うわー!」って思いました。 Allbirdsも、コミュニティを「Allgood」って呼んでいます。 それは、じぶんにもよくて、周りにもよくて、地球にもよいアクションをとろうっていう考えなんです。 本当に余裕を持って、じぶんがハッピーじゃないと他人を思いやることもできないし、他人を思いやれなかったら地球のことなんて考えられないじゃないですか。 わたし、自然の問題とか学びはじめたときに、解決したいって思って、勉強すればするほどすごい心配とか不安とかが増えていったんです。 Allbirdsの周りの10代20代の子も、そういう風に一時期暗くなったんですよね、学べば学ぶほど。 でも、じぶんハッピーじゃなくて、どうやって地球にやさしいことできるー?って考えようと思いました。 じぶんも楽しく、かつ地球にもやさしくするためにはなにができるかなーって考えました。 店舗ですごく大事にしてることは、まずスタッフがじぶんらしく楽しく働けること。それが一番大事なことだと考えています。 そうじゃないとカスタマーをハッピーにすることなんて、絶対できないじゃないですか。 だからAllbirdsがお店を運営していくうえで一番大切にしているところは、スタッフが楽しく働いて、そうしたら絶対お客さまにもよりよいカスタマーエクスペリエンスを提供できる。 イコールビジネスもハッピー。 その順番は、絶対間違いないよなって。 あっこ そういう意識でお店があるから、それが空気で伝わっているんだと思います。
Allbirdsスタッフの「じぶんのご機嫌づくり」

あっこ ももちゃん自身はプライベートも含めて、じぶんをご機嫌にする習慣ってありますか。 ももちゃん 一番大事にしているのはモーニングルーティンですね! 朝のルーティンがじぶんのご機嫌を定めると考えています。 朝起きてまず白湯を飲む。瞑想して、ヨガをして、ちょっと運動して、美味しいご飯を食べる。 それをやってはじめて、本を読んだりじぶんのやりたいことをして、ご機嫌な状態をつくったうえで絶対出社します。 じぶんがご機嫌じゃないと、朝礼でスタッフにすぐ伝わるじゃないですか。 だからじぶんをいい状態にもっていきます。 朝礼でいい空気感を出して、それがスタッフのご機嫌にもつながるだろうし、だからこそお客さまにもよいカスタマーエクスペリエンスを提供できると考えて、大事にしています。 あっこ なるほど! ももちゃん 朝が一番大事だと思います。 ミッツさんにも聞いてもいいですか? ミッツさん 僕はあんまり感情の波がなくて、、、 常に落ちることもないので、じぶんをご機嫌にしようと考えることがないけれど、食べるものだけは気にしますね。 ご飯をちゃんと3食食べられるのは70歳くらいまでかなと思うと、もうあと二十数年しか僕は3食食べられないって考えています。 数えると約2万700食程度でしょ。 だから一回一回食べるものを大切にしています。 無駄なご飯を食べない、できるだけ美味しいもの。できるだけからだによいもの。 それくらいかなぁ。 まぁ、あと僕のInstagramを見るとわかるんだけど、下の子で結構ノリノリな子がいるんです。 ももちゃん めっちゃノリノリで、めっちゃかわいい! あっこ えー! ミッツさん ダンスを教えていて、朝見送ってくれるんだけど、そのときにダンスをするの。 ももちゃん もうハッシュタグ「お見送りダンス」(笑) ミッツさん 5年くらいつづいているんだと思うけど、それやると全世界からみんながすごい反応してくれて。待ってました!みたいな。 そんないっぱいいるわけじゃないけれど、「次はあのダンスを教えてください」みたいな。 あっこ えー!すごい。 ももちゃん ミッツさんは、家族をすごく大事にされてる。 職場のイベントとかでも家族で来たりとか、ミーティングで出ても家族が後ろで笑っていたりとか。 あっこ いいですね、家族を大切にされている方。 ミッツさん 気持ちが安定するかもね。 あっこ 奥さまと喧嘩したときはだいたいすぐ謝りますか。 ミッツさん 謝るのが大事ですよね。基本的には「happy wife happy life」だから。 あっこ わー、素敵。奥さまが幸せであると。 ミッツさん 幸せであるなと。 これ太字で書いといて。(笑) あっこ プライベートでも職場でも、じぶんの軸、信念があること。 じぶんをもっていけるような「なにか」があるっていうのは、やっぱり大きいですね。 ミッツさん うまくまとめてくれましたね。
ひとのこころを動かす「Allgood Story」イベント

あっこ 今後のAllbirdsさんが目指しているところ、直近でもこんなことをやっていきたいなとか、旗艦店のこの原宿からこういう働きかけをしたいなどあれば、それにぜひ参画できたらと思います。 なにかありますか。 ももちゃん お店単位でいくと、もともとコミュニティを広げていきたいって想いがすごくあって、店長もずっとそういうことをいっていました。 ただコロナもあって、なかなか動けていなくて。 でも最近やっと落ち着いてきたので、いろいろイベントとかしたいなって考えています。 今はランニングクラブを毎週やってたりとか、あとは力を入れているのが「Allgood Story」っていうイベントで。 ゲストスピーカーを呼んで、そのひとの人生の話を聞くっていう。 そのひとがどういう人生をこれまで生きてきて、今なにをしていて、これからなにをしていきたいのか。 そういう話を聞いて、参加者同士でいろいろ話し合って、なにかしらの気づきが得られる場にしたいなと。 このお店から、なにかそのひとにとってよりよくなる行動がひとつでも増えていったらっていうのを目指していて。 それにすごい力を入れています。 あっこ 楽しそうですね! ももちゃん そうなんですよ。 あっこ 直接そのひとの生きざまとかマイストーリーを聞くと、たくさん共感することもあるし、勇気になったりしますよね。 ももちゃん ひとの人生の物語を聞くってすごい感情が動きますよね。 わたしも自然の問題とか興味をもったのって、「こういう問題があります」って学んだんじゃなくて、物語やドキュメンタリーを観たり、ひとの話を聞いてわたしも頑張ろうって思ったんですよね。 なのでそれをお店でもできたらいいなって。 あっこ 素敵ですね。わたしにもできることがあれば! ももちゃん ぜひぜひ! もうあっこさんとかにもぜひ来て、話をしてほしいです。 あっこ わたし結婚とか離婚とか、いろんな経験をしています。(笑) ももちゃん そうそう、人生のストーリーだと本当にいろんな世代のひとが来て、でもどのひとにも刺さるなにかしらの話があるじゃないですか。 なのでいつか、絶対あっこさんにも来てもらいたいと思ってるんです! あっこ すごいうれしい。 もう!それはもう煌びやかなスーツ着て行かなきゃ! わたし、29歳から起業して、それこそ集客もじぶんでしてワークショップやったり、いろんな営業をしながらフリーランスもしました。 頑張ってるんだけど、頑張ってることに頑張ってるっていう、ゴールがないところにただただやみくもに頑張ってる時期が20代後半でした。 「なんのために頑張ってるんだろ」っていうところからの今なので、その都度分岐点で、ひととのご縁があって。 特に今は恋愛の話が多いんだけど、結局生き方とかひとのつながりとか仕事にも活きるので、結構相談受けることあるんですけど、なにかお役に立てることがあれば受けますので! ももちゃん ORblueNaさんの凄いところは、ひとがどんどん集まってくるところ! ひととのご縁を大切にされてるなと思いますし、ひとりひとりのスタッフもオーナーがやっぱり凄い!オーナーが好き!という方が多いので、それがあっこさんのパワーなのかなって思います。 あっこ ほんとみんな、じぶんでじぶんを前進させる力が非常にあるなって思います。 なにかあっても「これも意味がある」ってみんなが考えて、乗り越えてく力に長けているので、本当に尊敬しています。
SDGsの17番「パートナーシップ」のカタチ

あっこ ミッツさんは、今後やっていきたいことあるんですか。 ミッツさん 会社の方向性ではいろいろあるんだけど、基本的にはビジネスの力で気候変動しようっていう大きなミッションあるんです。 個店レベル、ローカルレベルでは、コミュニティの大切さですかね。 せっかく日本って、いいひとやいいものがあったりするのにスケールできてない。情報隠しがち。 Allbirdsがもってる「オープンさ」や「ポジティブなところ」、あと結構本社のひとがそんなにこまかく指示してこないという「ローカルのひとへの信用」もいいところだと感じています。 ほんとだったらこのインタビューも、誰が来て誰が受けてるのかだったり、英語で質問を事前に出してとか、終わったらチェックしてとか、普通はいってくるのね。 なにかして怒られることはあっても、気候変動からしたらちっちゃいこと、大したことじゃないって。 おっきいビジョンありつつも、ローカルのひとがどうやってAllbirdsのもっている良さを広げていくか。 SDGsの17番「パートナーシップ」を僕は大事だと思っているから。 今、LUSHさんやパタゴニアさんといった、サステナブルを大事にしているひとたちが集まって来ていて。 それが今後より広がっていきながら、その連携を東京とかだけじゃなくて地方にも広げていきたいなと考えていますね。 あっこ 素敵ですね。 「お店の外にも友達をつくっていこう」みたいな方針が、ORblueNaにもあって。 どこでも友達になれるから、ご飯に行っても、居酒屋に行ってもそこで知り合った人は全員友達みたいな感覚で、わたしは生きているので。 そういうとき、スニーカーだったらAllbirdsさんめちゃおすすめだよって、いえるような。 わたしたちもたくさんの引き出し、素敵な商品もそうだし、理念もひともそうだし、紹介できるお店でありたいなと。 そういうふうな街づくりというか、ここの原宿エリアでできたらすごくいいなと考えていて。 うちで提供しているスキンケアもそうだし、香りとかそういう雑貨なんかも、みんながじぶんをご機嫌にするひとつとして当たり前のなかにORblueNaの商品があったらうれしいなって。 ご近所の方も、お客さまも、垣根を超えてみんなでいろんなイベントとかそういことつくれたらいいなって、すごい考えています。 次はリトリート事業をやりたいんですよ。 宮古島や石垣島、奄美大島。そういったところで、じぶんをご機嫌にするきっかけになるような体験を2泊とかちょっと長い時間かけて一緒につくっていくようなものを考えています。 そのとき、Allbirdsさんの商品もコラボして一緒にできたり、そういう体験が日常生活に戻っても、スニーカー見るたびにあのとき楽しかったとか、履くたびにまた仕事頑張ろうとなるような、そういう一部なればいいなって考えています。 これからいろいろ提案させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

「このお店から、なにかそのひとにとって、よりよくなる行動がひとつでも増えていったら」
単なるショップを超えて、お客さまの今日の一歩がより楽しく、より充実したものになることを想う気持ちが、すごく伝わりました。
サスティナビリティも大切にしたシューズや衣類づくりに取り組むAllbirdsさんの挑戦。
そしてそこで楽しくご機嫌に働くお二人が大切にしている考え方がとっても素敵でした。
Allbirds 原宿店さんの公式HPはこちら▼
https://stores.allbirds.jp/locations/tokyo-harajuku
また、Allbirdsさんのシューズ等の購入もこちらから可能です!素敵なアイテムを、ぜひ見てみてください▼
https://www.allbirds.jp/