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大地の恵み「スーパーフード」でおいしく健康に ~希少種カカオの可能性~

ORblueNa (オルブルーナ)と仲良しの表参道・原宿のお店や、パートナーシップを組んでいるブランドの素敵な活動を紹介していく「OmoHara Project」、第四弾!

今回は「スーパーフーズトレーディング株式会社」の代表取締役山島丈明さまに、スーパーフードの魅力、商品へのこだわり、ブランド立ち上げの想い、これからの方向性についてお聞きしました。

スーパーフードブームに乗って事業を拡大され、ブーム終息するも新たな活路を開拓。種の保存、フェアトレードにもつながる商品へのこだわりと確信。

メーカーの方に直接伺ったからこそのリアルな想い、ストーリーから、本当にいいものを摂る大切さを思いだすような通信となっています。

スーパーフーズトレーディング株式会社さまは、「自然のチカラで健康を」をコンセプトとする、スーパーフードメーカーです。

近年、欧米から始まった自然食志向の高まりを受け、化学的に合成された添加物や用途不明な添加物を接種することなく、健康に必要な栄養成分を摂りたいというニーズが強まっています。

スーパーフーズトレーディング株式会社さまでは、そのニーズを叶えるべく2015年に創業。自然本来の栄養成分を含有し、余計な添加物を一切含まない商品開発力が強みです。

今では全国の成城石井さんや、西武池袋本店などの大手百貨店が商品を取り扱っております。

スーパーフーズトレーディング株式会社さまのHPはこちら

「おいしく栄養を」~スーパーフードの魅力~

Q.「スーパーフード」という言葉を、聞いたことがあるけれどあまり知らない方もいるかと存じます。
山島さんにとって、「スーパーフード」はどういった魅力がありますか。							
							
2014年ごろにメディアを中心に起こった「スーパーフード」ブームのおかげで、スーパーフードという言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
みなさまが漠然と抱く「スーパーフード=なにか健康によい食品、オーガニックフード」といったイメージは、正しい理解だと思います。

現在、スーパーフードは法律で定義されていません。
そのため、「わたしにとって〇〇がスーパーフードです」と断言しても、なにも問題はありません。

しかし、スーパーフードという名称をつけると、消費者のイメージがよくなるため、多くのメーカー・商品で「スーパーフード〇〇」という表現が多用されています。もはやマーケティング用語の扱いになっており、少しわかりづらいものになっているかなとも感じています。

スーパーフードの正しい知識と情報を日本に普及させるべく設立された「日本スーパーフード協会」では、下記の基準を満たすものと定義づけています。

【スーパーフードの定義】
①栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
②一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。

【スーパーフードの基準】
①スーパーフードの発祥の地アメリカで、一般的に「スーパーフード」として認知・評価されている食品であること。
②「食歴」が長く、何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品であること。それにより、人体に及ぼす可能性がある、あらゆる問題が解明されており、その安全性に不安をもって食することがなく信頼がおけるもの。
※出典:一般社団法人日本スーパーフード協会ホームページより(2021年12月15日引用)

要約すると、「栄養価のバランスがすぐれているだけでなく、ある特定の有効成分(ビタミンC、アポリフェノールなど)の含有量が飛び抜けて高いもの。ごく少量で栄養・健康成分を効率的に摂れるもの」。

単に栄養素や栄養成分を摂取するならサプリメントが手軽です。
しかし、通常サプリメントは錠剤・顆粒・カプセルで、水とともに飲むだけなので、おいしく食べるという気持ちはわきにくいという声があります。

一方スーパーフードは、食材としてヨーグルトにかけたり、ドレッシングなどの調味料の材料として使用できるので、「おいしく食事を楽しみながら、サプリメント並みの栄養成分をがっつり摂れる」という点が、わたしにとっての魅力ポイントです!
おいしく味わいながら健康になれたら素敵ですよね。

食品添加物一切使用せず!商品開発へのこだわり

Q.スーパーフーズトレーディングさまは、自然の食材のみを商品に使用するというこだわりをもって商品開発されています。そんな商品に込めた想い、こだわりを教えてください。							
							
会社員時代は、主に大手テレビショッピング向けに提案する健康食品やサプリメントの商品企画開発、および営業業務に従事していました。

多くの商品開発に携わることで、食や栄養に対しての知識が段々と増えていきました。
そして、発酵食品や自然食品といった化学合成された添加物を含まず、食材に元から含まれる栄養成分とチカラで健やかな暮らしができたら、一番理想的だと考えるようになっていきました。

そんなときに出会ったのが、スーパーフードです。
添加物を含まない食材でありながら、すぐれた栄養価をもつスーパーフードに魅了され、この素晴らしい食材を多くの方に知っていただきたい、届けたいという想いで起業いたしました。

弊社のこだわりは、このスーパーフードを主とし、なるべく原材料は有機栽培されたものを使用。合成・天然に限らず食品添加物は一切使用しないことをモットーとしています。
多くの方に自然本来がもつチカラ強さを知ってもらえたら幸いです。

世界でわずか10%の流通量!希少種「クリオロカカオ」をあえて選んだ理由とは

Q.たくさんの食材があるなかで、なぜ「カカオ」、そのなかでもなぜ「クリオロカカオ」だったのでしょうか。							
							
スーパーフードブーム時、多くの方が健康や美容のために、テレビや雑誌などのメディアを通じて知ったさまざまな種類のスーパーフードを買い求めました。

起業当初は、弊社もそのニーズに応えるべく、カカオ以外にマカ・キヌア・カムカムなど、欧米でポピュラーとなっていたスーパーフード全般を取り扱っていました。

しかし、食べ方やどのくらいの量を食べたらよいのかという大事な情報が少なく、日本人の食生活に馴染みがない、風味のイメージが湧かない。
そういった理由で、購入するだけで満足して知らぬ間に賞味期限が過ぎて廃棄してしまうという声を多くいただきました。

実際ブームが下火になると、百貨店やスーパーなどの店舗は徐々に取り扱いを辞め、スーパーフードを見かける機会が一気に減りました。
弊社もその流れに飲まれてしまい、得意先からの注文やECサイトでの注文が一気に減っていく状況のなかで、唯一コンスタントに売れていたのが「カカオ」のスーパーフードだったのです。

「なぜカカオの需要が落ちないのだろう?」
そう考えたときに気づいたのは、カカオは日本人の誰もが知っていて、風味もチョコレートで味わっているということでした。

日本でビジネスをするならば、日本人に馴染み深く、認知度の高いものがよいだろうと考え、そこに活路を見いだし、カカオに特化した商品を取り扱っていくことに決めました。

弊社では、起業時よりスーパーフードの質にこだわり、他社がやらないことをやろう、他社が取り扱わないような珍しいものをやろうという気概で原料選定をして参りました。

カカオについては、中南米産やアフリカ産、アジア産といった様々な地域・品種のカカオを食べ比べ、一番自身でよいと感じたのがクリオロ種のカカオでした。

カカオ自体のフローラルな香り、ほどよい苦さといった風味のグレードはもちろん、希少種であるということも大きなポイントでした。
クリオロ種が希少種と呼ばれる所以は、世界全体のカカオの流通量のなかでわずか10%未満しか流通していないという点です。

流通量が少ない理由は、クリオロ種は病害虫に弱い品種で栽培効率が悪いため、そもそも栽培する農家が減ったことが原因といわれています。

しかし種を未来に守るべく、官民一体となったプロジェクトでクリオロ種を栽培している農家を特定。農家に有機農法を指導するとともに、収穫されたカカオを適正な価格で取引することで、現在でもごく一部の地域でクリオロ種が栽培されています。

小さな力ではありますが、弊社ではクリオロ種のカカオを使用しつづけることで、種の保存の一端を担えると考え、これからもクリオロ種のみのカカオを使用していきます。

ブーム終息による減益を乗り越えた「対面販売」の活路

Q.山島さんはさまざまなことに挑戦してこられたと伺いました。
会社員から起業されたこと含めてさまざまな挑戦、乗り越えてこられたご経験をお聞かせいただけますか。							
							
起業時はスーパーフードブームの追い風があり、創業1年目で上場している商社との直接取引や、小売店からの引き合いも多くいただき、商品を流通させることができました。

しかしブームはいつか終息するもの。
得意先からの発注量は激減し、弊社も大きな減収・減益となりました。

しかしスーパーフードブームが落ち着いたときこそ、これからが本当の勝負だと考え、スーパーフードの可能性を信じました。

「商社が取り扱ってくれないのならば、自身で販売しよう」とマルシェなどでお客さまと対面してスーパーフードのよさ、わたしの想いを伝えて販売していくことに活路を見いだしました。

直販での販売をはじめて2年が経ち、現在ではおかげさまでリピーターさまがつくようになりました。
その方たちに支えていただいているとともに、ひたすらカカオに特化して発信しつづけたことで、「カカオの専門メーカー」と認知いただけるようになり、卸の新規得意先も徐々に増えてきています。

直販での経験で感じたことは、しっかりとお客さまに商品の魅力と想いを伝えていくことでファンになっていただけるということです。
これは卸先の小売店さまも同様で、「卸しておしまい」ではなく、得意先のお客さまにも弊社商品の魅力を伝えていくことを大切にしています。

そのため、ORblueNa (オルブルーナ)さまをはじめ弊社商品の取り扱い店舗さまには、積極的に販売支援をさせていただいております。
会社はわたしひとりで運営しているので、なかなか頻度をあげられないのがこれからの課題ですが。。。コ〇ーロボットが欲しい!!

これからも多くの方にカカオのファン、弊社のファンになっていただくべく邁進していきます。

ちなみに現在創業以来はじめてのクラウドファンディングにも挑戦中です!
すでに多くの方にご支援をいただいておりますが、こちらもより多くの方に知っていただけるよう情報発信にも努めていきます。

「スーパーフード」が叶える未来~おいしく健康に~

Q.最後に、「スーパーフーズトレーディング株式会社」という会社、山島さんが叶えたい未来をお聞きしたいです。							
							
わたしが考える幸せは、おいしく食事を楽しみながら健康的にイキイキと過ごせることです。

高品質のスーパーフードを通じて、みなさまの健康維持だけでなく、みなさまの生活に幸福と笑顔と希望をお届けしたいと思います。
逆境にも信念を曲げずに対面販売を行い、ひとりひとりに商品の魅力を伝えつづける。ファンを増やしながら認知を高め、企業としても増収。
そして、種の保存やフェアトレードまで考え、商品づくりを行いながら、クラウドファンディングにも挑戦。

山島さんのように、ただ商品を売るのではなく、「本当によいものをおいしく摂ることで、からだとこころの健康に貢献する」という想いを大切に、ORblueNa(オルブルーナ)スタッフ一同、精進していきます。

スーパーフーズトレーディング株式会社さまが行っているクラウドファンディングはこちら。
ぜひともご覧ください!

また、スーパーフーズトレーディング株式会社商品はこちらからご購入いただけます。おいしさをぜひ体感してみてください。

今後もORblueNa (オルブルーナ)と仲良しの表参道・原宿のお店や、パートナーシップを組んでいるブランドの素敵な活動やスタッフの方を紹介していきます。
お楽しみに!