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原宿の超人気美容室「grico」で学んだ「選ばれるひと」が1番大切にしていること

常に時代の一歩先行くおしゃれを提案し続けているのに、
どことも違う遊び心を持ったサロン。

それが、表参道・原宿エリアの超人気美容室「grico」「TORA」。

オモハラエリアで随一の人気店「grico」の人気スタイリストでありながら、gricoのコンセプトを引継いだ人気店「TORA」の店長でもあるのが、バタコさんです。

今回は、美容業界誌、女性誌など数多くの撮影を担当している「選ばれる美容師」バタコさんと、ORblueNaオーナーのあっことの対談の【前編】を掲載します。

バタコさんは、若手の技術指導も精力的に行いながら、全国若手美容師のコンテストでファイナル進出や受賞経験があり、幅広く活躍。
また、プロアスリートや俳優、モデルなどの芸能人も担当している、まさに最前線を走るトップスタイリストです。

人生を変えた東京進出、「grico」とその代表エザキヨシタカさんとの出会い、今後の展望などなど、7,000文字を超える対談をぎゅっとまとめて、前編・後編に分けてお届けいたします。

中途半端でやりたいこともなかった。それを変えたかった」

左:ORblueNa あっこ、右:grico バタコさん
あっこ バタコさんは美容師の世界に入って、今年で何年目ですか。

バタコさん 9年目ですね。21歳の年からやりはじめました。
あっという間ですね。
福岡出身なので、最初は福岡で美容師やって、25歳の年に東京へ来ました。

あっこ どんな野心で東京へ来たのですか。

バタコさん 元々そんなにやる気がなかった。
学生のときも部活やってても途中で諦めてやめて。すごく中途半端で、一生懸命やってきたことない。
やりたいこともなかった。

バタコさん そのとき、このまま大学へ行って、ただただ卒業して。やりたくないこともなんとなくやってるのかな、、、まずいなって。
それで、少し興味あったのが「美容師」だったので、美容学校へ。
だから最初は、そんな本気じゃなかったバタコさん 東京へ行こうなんて、まったく考えていなかった。
最初は福岡の地方に就職したんです。それが9年前ですね。。。

「美容って深い」との出会い

あっこ なにが東京に来させたんですか。

バタコさん 学生時代に中途半端で生きてきたことですね。それをずっと気にしていた。
学生までは、楽しく生きれたらいいやって気持ちが強かった。
でもやっぱり、仕事をはじめて、お金をいただくようになって。

バタコさん たとえばお客さまに「ありがとうございます」といわれたり。
後輩ができたり、先輩に教えてもらったり。いろいろ関係が深まっていって。
「こんな中途半端なままは、よくない」。そう思ったんです。

バタコさん 美容室での仕事のほかに、ヘアショー、コンテスト、美容師さんが学ぶ場の企画にも積極的に参加するようにしました。
そこで、「こんな深いんだ、美容って。全然知らなかった」と。
そのきっかけで、「もっと美容について知りたい」って気持ちが強くなりました。

想いを言葉にする大切さ!「東京へ行きたい」が変えた人生

バタコさん 当時は博多天神で働きたかったけど、中途半端だったから福岡の地方で働いていました。
でも「(美容の)すべてを知りたい」と思うなら、博多じゃなくて、東京だなと思って。そこから、「東京へ行きたい」とひとにいいはじめたんです。

バタコさん そのときは東京に行ったこともない。そもそも東京を知らない。もちろん原宿も。
そしたら「東京の美容師さん紹介してあげるよ」ってヒントを与えてくれるひとが現れはじめたんです。

バタコさん 1年間、休みの日をつかってちょくちょく東京へ通いはじめました。
行動していると東京へ行きたいという気持ちが、より強くなっていったんです。
(発信していくのって)すごい大事ですね。発信しつづけていたら、アドバイスしてくれるひとが増えていった。
本当に、ありがたかったですね。

衝撃!ここだと思わせた、表参道随一の美容室「grico」の魅力

あっこ そうやって東京へ来て、gricoのオーナーのエザキヨシタカさんの存在は知っていたんですか。

バタコさん エザキさんもgricoのことも知ってはいましたが、東京という街自体、ほぼなにも知らなかったんです。
東京に通っていた23歳のころ、色んな東京のお店に行きました。
そのころは、2ヵ月に1回は東京に来ていましたね。

バタコさん 本当は月に1回行きたかったけど、お金なかったし、休みも少なくて。2連休とれるのもなかなかなかったけど、なんとか東京へ来ていました。
仕事も本当はすぐ辞めたかったけど辞められなかったので、1年間くらい東京に通いましたバタコさん 原宿のお店も回ったり、知り合いのオーナーさんに頼んで、まったく知らないお店で半日だけアシスタントさせてもらったりしてたけど。
なんか違う。なにがしたいんだっけおれ。
なんでおれ、東京来たいんだっけ。

バタコさん 「東京は熱い」ってだけで来ていいのかな。もっと芯のあるなにかがほしい。
「今日も収穫なく帰っちゃうなぁ」っと思ったとき。
せっかくだから有名店に行こうかなと予約したのが、「grico」。

バタコさん gricoはカッコいいし、エザキさんも知っていてカッコいい。
「福岡で美容師やっていて、東京で美容師やりたいと考えています」
gricoでそう話したら、そのとき担当してくれたスタイリストの方が、僕にすごい親身になってくれてバタコさん それまでは、いろいろなサロンへ見学行ってたけど、そんなに自分の欲しい回答が来なかった。
だけどgricoで自分の「東京に来て、こんなことしたいんです」って想いを、そのスタイリストの方は、自分が思っているよりも倍くらい熱く(想いを)返してくれた。

バタコさん そのときに、話に夢中になりすぎて、髪の毛のこと見てなかったんですけど。終わって仕上がり見たらめちゃくちゃかっこよくなっていて、すごってなったんです。
帰るころには、髪の毛もカッコよくしてもらったけど、髪の毛以上にこころが動かされたなぁって。

バタコさん そのとき思ったんです、ここだなと。髪の毛だけじゃなく、ひととひと。
「僕もそんな人間になりたい。そういう美容師になりたい」
じゃあ、そういう美容師がいる、この美容室で働きたい。
gricoしかないなって思ったんです。
そこから定期的にgricoに通い、美容師5年目にしてgricoに就職することができました。

エザキヨシタカというカリスマ美容師が大切にしている「お客さまは家族」

あっこ そこからエザキさんとお仕事をして、今のバタコさんというスタイリストになるまでに、どんな影響を受けたんですか。

バタコさん (エザキさんは)会ったときからただものじゃないオーラがあって、かっこよかった。スター感、芸能人な感じがした。
かっけぇ!やばっ!一緒にいれない!くらい感じました。
そういうひとであるにも関わらず、誰よりもひとのこと考えてくれたバタコさん そのひとが欲しい言葉をくれる。今欲しいってタイミングで、そのアクションをする。
それはスタッフさんにも、お客さまにも、世の中にも。
誰よりも(ひとのことを)考えている。本当に、すごい。
どれだけアンテナはってるんだろう。。。

バタコさん ひととひとのつながりを大切にして、目の前のひとに120%で関わる。
その姿を見て、こころが動かされるものがあって。
自分も同じようにしようと思った。

バタコさん gricoの企業理念の一つで「家族を幸せに」とあります。
自分の家族も目の前の大切なヒトも、家族のように本気で関わることで幸せなヒトが増えていきます。

バタコさん それは僕がgricoに入る前も後も変わらず、gricoが、エザキさんが、すごく大事にしていること。
そういう会社だからこそ、辞める理由がない

ただ髪を切るだけじゃない「超人気スタイリスト」がもつ違い

バタコさん gricoは13年目。今は6フロアあるけど、最初は2階の端っこだけだった。
そこから壁を壊して、下の階や上の階へ拡張していったんです。

あっこ たくさんの美容室がある原宿でも、お客さまに愛されているお店ってすごいですよね。人気店である理由ってなんだと思いますか。

バタコさん ちゃんと鏡の目の前のひとに120%で関わっていること。
たとえばあるひとが予約してくれた。美容師って、54万人以上いる。美容室も25、6万軒ある。

バタコさん そのなかでひとりの美容師を指名して来てくれた。
それってめちゃくちゃすごいこと。本当に感謝なことバタコさん そのお客さまにとって、選ばれた自分は日本一の美容師。だから、そのことを思いっきり伝えなきゃいけない。
だから、僕らもめちゃくちゃ一生懸命やる。

バタコさん そのお客さまがここに来てくれたときに、どんな状況で来てくれたのか。昨日楽しかったのか、悲しいことがあったのか。
これから彼女に会いに行く、彼氏に会いに行く、面接に行く。

バタコさん そのひとのストーリーに合わせて、こちらも言葉かけをしたり、くみ取って髪を切っていかないと、本当の意味でお客さまは喜んでくれないと考えています。
「このひとを綺麗にしたい、かっこよくしたい」
その気持ちを、一番大切にしています
「家族のように」
120%で関わって、お客さまを大切にする。

だからこそ、超人気店、トップスタイリストでありつづけるのだと、すごく大切なことを教えていただきました。

お店はこちらです。ぜひバタコさんの素敵なカットを体感してください。
カットしていただいたORblueNaスタッフも、みんな本当に見違えて、素敵になっています。

grico 

TORA 

対談の後半では、「選ばれる美容師」になるためにバタコさんが大切にされていることや、どういう人材を超人気サロンでは求めるのか、そして今後の展望など、あますことなく話していただいています。

対談【後半】はこちら↓
原宿トップスタイリスト!TORAの店長が描く「ひとが輝く場所創り」

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